2022年7月27日のトピックス

昨日7月26日、兵庫県公館において「ユニバーサル社会づくり賞」「みんなの声かけ運動協定締結式」が開催され、選考委員を代表して出席しました。

2022年7月27日

昨日7月26日、兵庫県公館において「ユニバーサル社会づくり賞」「みんなの声かけ運動協定締結式」が開催され、選考委員を代表して出席しました。

さまざまな分野で、ユニバーサルな兵庫県の高揚に貢献された方々に感謝するとともに、今後ますますのご活躍を、心から願いました。

受賞された皆さま、本当におめでとうございます!!!

17年前に、井戸前知事とともに「兵庫をユニバーサルな自治体にしましょう!」と決意して開始したこの取り組みを、新たに就任された斎藤知事にもしっかり引き継いでいただけるよう、ナミねぇも努力を惜しまないつもりです。
斎藤知事、頑張ってや~!!

<by ナミねぇ>

【アーカイブ】ユニバーサル社会の実現を目指す、プロップ・ステーション主宰の国際会議は、2005年 兵庫/神戸の地から、始まりました

【アーカイブ】ユニバーサル社会の実現を目指す、プロップ・ステーション主宰の国際会議は、2005年 兵庫/神戸の地から、始まりました

<by ナミねぇ>

月刊NEW MEDIA 2005年11月号より転載

「第10回チャレンジド・ジャパン・フォーラム2005 国際会議 in HYOGO/KOBE」報告

10年目を迎えたCJF、「ユニバーサル社会」づくりは理念から実践の段階へ

すべての人々が持てる力を発揮して支え合う「ユニバーサル社会」づくりを提唱する「チャレンジド・ジャパン・フォーラム」(CJF)の第10回大会が、阪神・淡路大震災10周年を迎えた兵庫県神戸市で去る8月に開催された。国内外から、また産・学・官・政の各界やNPO、障害を持つ当事者から、さまざまな実践報告や提言が行われた。(報告:中和正彦・ジャーナリスト)

阪神・淡路大震災で生まれた「ユニバーサル社会」意識

「阪神・淡路大震災からの復旧・復興は、若い人も年配者も、障害のある人もそうでない人も、すべての人々が努力して支え合うことによって初めて実現しました。そのような意味で、震災10年のこの地で10回目のCJFが開催されることを大変意義深く感じます」

井戸敏三・兵庫県知事は、開会の挨拶の中でそう述べ、兵庫・神戸の地からユニバーサル社会づくりがいっそう進展することに期待を寄せた。

CJFは10年前、自立しようとする障害者を「チャレンジド」(挑戦すべき使命やチャンスを与えられた人という意味を持つ米語)と呼び、チャレンジドが社会を支える一員になれる社会づくりを目指してスタートした。やがて、女性、高齢者、被災者、さらには少子高齢社会への備えを待ったなしで迫られているすべての日本人も「チャレンジド」であると規定し、「すべての人が持てる力を発揮して支え合うユニバーサル社会」を目指す活動へと発展した。

共感を寄せて壇上に立つ顔ぶれは年々豪華になり、今回は閣僚2名、国会議員2名、知事3名、市長3名、海外ゲスト4名を含めて、産・学・官・民の第一線で活躍する人々や障害当事者が集った。その中に、CJFに集う人々に大きな影響を与えた米国女性の姿もあった。米国国防総省コンピュータ電子調整プログラム(CAP)ディレクターのダイナー・コーエンさんだ。

究極の目標はすべての人が誇りを持って生きること

CAPは国防総省のみならず、他省庁の障害を持つ職員のIT支援も一手に担っている組織。CJFを主宰する社会福祉法人プロップステーションの竹中ナミ理事長は、1999年にコーエンさんに初対面した際に「どうして国防総省がそんなにチャレンジド就労支援に熱心なのか」と尋ねたところ、次のような答えが返ってきたという。

「すべての国民が誇りを持って生きられるようにすることが、国防の第一歩ですから」
感銘を受けた竹中さんは、2000年のCJFにコーエンさんを招聘。その講演は浅野史郎・宮城県知事らCJFの支持者たちにも広く感銘を与え、「すべての人々が誇りを持って生きられるように」がチャレンジド就労支援やユニバーサル社会づくりの究極の目標として共有されるようになった。

コーエンさんは今回、雇用・交通・通信など、あらゆる面での障害者差別を禁じた「障害を持つ米国人法」(ADA)が制定されての15年間で、米国社会がどう変わったかについて語った。

加齢によって身体機能に障害が出ても、また、イラクやアフガニスタンから障害を負って帰還しても、本人の意欲さえあれば支援機器などを活用した新たな活躍ができる社会環境が整ったという。そして、実際に多くの障害を持つ人々が社会に貢献してきたという。

自らも難病による内部障害を持ちながら活躍してきたコーエンさんは、「私たちは障害を持つ米国人であることに誇りを持っている」と講演を結び、大きな拍手を浴びた。

ついに動き始めた国レベルの取り組み

日本側も、コーエンさんが前回招かれた5年前に比べると、国政レベルで大きく動き始めていることが感じられる内容だった。

例えば、坂本由紀子・参議院議員ら与党の国会議員有志は、ADAに学びながら日本にマッチした「ユニバーサル社会」形成のための基本法を制定しようと、「与党ユニバーサル社会形成促進プロジェクトチーム」(野田聖子座長)を結成。今年5月にはCAPも含めた米国視察を行った。坂本議員は、その時の見聞からこう決意を語った。

「米国では、障害がある子も皆と同じ学校で学んで、大学も行きたければ同じように行けます。きめ細かな就学支援の手だてが取られています。日本は10年どころか30年遅れているという思いを強くしました。日本の場合は盲学校・ろう学校・養護学校で特別な教育をすることになっています。一見親切なようですが、普段接する機会がなくなるので、大人になって会っても心のバリアがなかなか取り除けません。教育制度の抜本的な見直しが必要と思いました」

就労や社会参加に関しては、すでに抜本的な見直しをはかった法案の是非が国会で問われた。先の国会で成立した改正障害者雇用促進法と、廃案になった障害者自立支援法である。

後者は、障害者に自己負担を求める点に猛烈な反対が巻き起こり、その面ばかり注目されてしまった。しかし、この2つの法案は、働く意欲も潜在能力もあるのに各種のバリアのために働けない人を支援して自立を達成してもらうのが共通の目的であり、自立を阻む過酷な負担を課そうというものではない。

尾辻秀久・厚生労働大臣(当時)は、「(保護から自立支援へと)障害者施策の考え方を大きく変える第一歩にしようということで頑張った法案です。ここで頓挫してはいけない。次の国会が開かれたら、もう一度国会に出して成立させていただきたい」と強く理解を求めた。

自立しようとするチャレンジドにとっては、交通などの物理環境にあるバリアも大きな問題。この点については、北側一雄・国土交通大臣(当時)が駆け付け、ひとつの方向性を示した。

「旧建設省が、公共建築物を高齢者・障害者にも使いやすいものにするよう定めたハートビル法を作りました。旧運輸省は、交通バリアフリー法を作りました。その後、両省は国土交通省に統合されました。そこで今、2つの法律も一体にして、まち全体としてのバリアフリーを強力に推進できるようにしたいと考えています。来年の通常国会に提出したいと思っています」

また、大臣は同省が実証実験中の新しい情報インフラ「自律移動支援プロジェクト」を、同プロジェクト委員長の坂村健・東大大学院教授とともに紹介した。

これは、携帯端末を持って移動すると、町中至る所に設置されたICタグから案内情報を受け取れるというシステムで、白杖を突いて歩く視覚障害者や外国人の道案内も想定している。

国土交通省は、大臣のほかに事務次官や政策統括官も出席してこのプロジェクトのPRに務め、フォーラム参加者を対象にした無料体験ツアーも行うという熱の入れようだった。

能力あるチャレンジドが当たり前に要職に就くまで

前出・コーエンさんとともに米国から招かれた車いすのゲストがいた。米国連邦公共交通局市民権室長のマイケル・ウインターさん。米国の変化を自らの人生に重ねて、次のように語った。

「私は27歳まで、電車にもバスにも乗れませんでした。その私がいま、公共交通が障害を持った人にもきちんと利用できるかどうかを監督する仕事に就いています。興味深い展開だと思います。ちなみに、15年前のADA制定以前は15%のバスしか車いすで乗れませんでしたが、今は9割が乗れます。しかも、それは高齢者や一般市民にも乗れやすいものになっています」

第10回の記念大会の内容は盛りだくさんだった。前述したほかに、自宅や施設でパソコンやインターネットを武器にして働くチャレンジドの事例発表、企業のチャレンジド・テレワーク事例発表、「ユニバーサル社会」の理念に賛同して集まった知事や市長によるトークセッションなどなど……。

だが、ウインターさんやコーエンさんのように大きな組織の中で要職に就いて活躍する日本人チャレンジドの姿は、まだなかった。そのようなチャレンジドが珍しくなくなるまで、CJFの問題意義はあり続けるのかもしれない。


大会の最後に「宣言」を発表


会場は神戸ファッションマート1Fアトリウム


「ユニバーサル基本法制定にむけて」を議論したメンバー。写真後列左から坂本由紀子・参議院議員、大石久和・東京大学大学院情報学環教授、ダイナー・コーエン・米国国防総省CAP理事長、竹中ナミ・プロップステーション理事長、山本かなえ・参議院議員、清原桂子・兵庫県理事、前列左からスポーンタム モンコンサワディ・タイ国パタヤ市レデンプトリスト障害者職業訓練学校長、マイケル・ウインター・米国連邦公共交通局市民権室長


基調講演「Let’s be proud!」をテーマに話すダイナー・コーエン・米国防総省CAP理事長


「ユニバーサル社会創造のムーブメントを発信しよう」をテーマに『自律移動支援プロジェクト』を話し合った写真右から坂村健・東京大学大学院情報学環教授(自律移動支援プロジェクト委員長)、マイケル・ウインター・ADA制定に寄与した連邦公共交通局市民権室長、北側一雄・国土交通大臣(当時)


初日の夜に行われたコミュニケーションパーティに登場した「あぶあぶあコンサート」


総合司会は初日を黒岩祐治・フジTV「報道2001」キャスターと竹中ナミで、2日目を安延申・国際IT財団副理事長(ウッドランド社長)と竹中ナミ


小泉首相もビデオメッセージ。「チャレンジドの波を起こそう、ね、ナミさん」


グスタフ・ストランデル・スウェーデン福祉研究所長と話す貝谷嘉洋・日本バリアフリー協会代表


「『障害者』から『チャレンジド』へ」を話し合った写真右から大平光代・大阪市助役、須藤 修・東京大学大学院情報学環教授(CJF座長)、尾辻秀久・厚生労働大臣(当時)、坂本由紀子・参議院議員


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2022年7月14日のトピックス

昨日7月13日、宇宙飛行士の野口聡一さんをゲストにお招きし、内閣府(田和 宏事務次官)において「ユニバーサル社会を創造する事務次官プロジェクト(勉強会)」を開催しました。

2022年7月13日

昨日7月13日、宇宙飛行士の野口聡一さんをゲストにお招きし、内閣府(田和 宏事務次官)において「ユニバーサル社会を創造する事務次官プロジェクト(勉強会)」を開催しました。

「宇宙飛行士」という過酷なお仕事を、深い哲学に基づき、分かりやすく、温かいユーモアを交えてお話下さり、たくさんの学びと感動をいただきました。

私個人としては、(会場でも述べさせていただきましたが)重度障害の愛娘マキ(麻紀)が、野口さんにとっての宇宙と同じ、魅力的で人智を超えた存在なんやと、改めて知らしめていただきました。

野口さんは、今は宇宙飛行士を卒業(ご本人談)され、これから宇宙を目指す日本企業を支援し、未来を担う子どもたちに、宇宙への明るい夢と希望を与え、宇宙における多様な活動を継続的に先導していくための総合知を備えた人材の育成基盤の形成をめざす「未来圏」という合同会社を設立、代表に就任しておられます。

野口さんに、心からの感謝を申し上げるとともに、次官PJ勉強会の講師として野口さんをご紹介下さった、吉本興業 大崎会長にも、感謝を捧げます。

<by ナミねぇ>

2022年7月13日のトピックス

神戸サマーシュのオーナーシェフ西川功晃さんを講師にお迎えして、長田の「くららベーカリー」で開催した「神戸スゥイーツ・コンソーシアム チャレンジド プログラム」無事終了しました!!

2022年7月13日

神戸サマーシュのオーナーシェフ西川功晃さんを講師にお迎えして、長田の「くららベーカリー」で開催した「神戸スゥイーツ・コンソーシアム チャレンジド プログラム」無事終了しました!!

門外不出のレシピを含め、凄~い技を伝授いただきました。

これから新幹線で東京にむかうので、詳細は改めてご報告しますね!!オンラインで講習を見て下さった皆さん、ありがとうございました。 西川シェフ、受講生の皆さん、本当にお疲れさまでした!!! m(_ _)m/p>

<by ナミねぇ>

神戸スウィーツ・コンソーシアム「チャレンジド・プログラムVol.15 in 神戸」
ユーチューブLIVE放映サイト

当日のビデオを公開します(編集済み)

中継はこちらから、どなたでもご覧いただけます(放映予定日時:7月12日火曜日 13:00~16:00)時間近くになりましたら画面をクリックするか、下記リンクを開いていただければ配信をご覧いただけます。
  https://www.youtube.com/watch?v=enBm4Dp6S2E   ※配信アドレスは変更になる場合があります。

神戸スウィーツ・コンソーシアムのユーチューブサイト (過去の動画はこちらでご覧いただけます)
 https://www.youtube.com/channel/UCpOb5FyYaNrh8CdPsRY0y-g 

チャレンジド・プログラムVol.15」講習プログラム(神戸会場)

日時:7月12日火曜日 13:00~16:00
内容:開講式と講習会
講師:西川功晃シェフ(神戸「サ・マーシュ」オーナーシェフ)
課題:パン コンプレ ブリエ
☆レシピはこちらからPDFでダウンロードいただけます。
 https://www.prop.or.jp/ksc/recipe_20220712.pdf
会場:くららベーカリー(神戸市長田区)

<西川功晃シェフのご紹介>

1963年生まれ。広島アンデルセンパン部門を経て青山アンデルセンの菓子部門へ。その後オーボンヴュータン、ドゥース・フランス銀座店、ビゴの店芦屋店、ベーカリー パン・ランドなどに勤務の後フランス遊学。1996年ブランジェリーコムシノワをオープン。1999年ブランジェリーコムシノワ・アンド・オネストカフェをオープン。2010年9月に満を持して神戸北野に自店「サ・マーシュ」をオープンし現在に至る。新しい料理パンの世界、パンの教科書、バラエティパンの教科書、みんなのパン!(いずれも旭屋出版)などの著書がある。

神戸スウィーツ・コンソーシアム(KSC)

主催:社会福祉法人プロップ・ステーション、日清製粉株式会社
後援:総務省、厚生労働省、農林水産省、東京都、兵庫県、神戸市、仙台市、日本セルプセンター、関東社会就労センター協議会(2021年度実績)
協賛および材料提供企業:株式会社ADEKA、石川株式会社、沖縄ハム総合食品株式会社、オリエンタル酵母工業株式会社、正栄食品工業株式会社、大山ハム株式会社、月島食品工業株式会社、株式会社トクラ大阪、株式会社平瀬フーズ、フクシマガリレイ株式会社、丸紅株式会社、三井製糖株式会社、株式会社モリタン(敬称略)
公式サイト:
 http://www.kobesweets.org/

神戸スウィーツ・コンソーシアム(KSC)について

神戸スウィーツ・コンソーシアム(KSC)は社会福祉法人プロップ・ステーションと、製粉業界最大手日清製粉株式会社の主催により、多数の企業と行政のご協力を頂き、「スウィーツの世界で活躍するチャレンジド(障がいのある人)を生みだそう!」というミッションを掲げて、2008年6月に発足しました。

KSCの開催する「チャレンジド・プログラム」では、超一流プロのパティシエやブーランジェを講師に迎え、その技術を教授する講習会を実施しています。プログラムでは、各地の作業所や施設でお菓子作りに従事する精神・知的障がいのチャレンジドを対象として、スキルを上げて生産性・報酬を上げたい、スウィーツの世界で就労したい(独立・開業)、製造販売業に携わりたいといった人たちに、超一流プロのレシピと技を直接指導します。修了生の中には、すでにKSCで学んだスウィーツを作業所単位で製品化している人たちもいます。

残念なことに、新型コロナウィルス禍により社会活動が大幅に制限されて来たなか、KSCはウィズ・コロナの時代に対応したじゅうぶんな感染防止対策を講じることで、無事開催を継続させていただいております。

そして2022年度のチャレンジド・プログラムも、引き続きコロナ感染対策を徹底したうえで開催させていただきます。統括講師にフランス菓子ノリエットの永井紀之シェフ、そして神戸サマーシュの西川功晃シェフ、京都ホーフベッカライ・エーデッガー・タックスの野澤孝彦シェフを講師にお迎えし、神戸、長野、東京、京都の各参加作業所での現地指導で受講生(利用者、サポーター)が実技を学習するスタイルで実施されます。

神戸スウィーツ・コンソーシアムはチャレンジドのパティシエ養成を通じて「すべての人が持てる力を発揮し、支え合って構築するユニバーサル社会」の実現をめざして活動してまいります。みなさまにはどうか神戸スウィーツ・コンソーシアムの活動を力強くバックアップしてくださいますことを心よりお願い申し上げます。


社会福祉法人プロップ・ステーション理事長 竹中ナミ

2022年7月7日のトピックス

7月12日火曜日、神戸スウィーツ・コンソーシアム「チャレンジド・プログラムVol.15 in 神戸」西川功晃シェフによる講習の模様を、午後1時よりユーチューブLIVEで神戸より生中継します。 どなたでもご視聴いただけますので、ぜひご覧ください。

2022年7月7日

神戸スウィーツ・コンソーシアム「チャレンジド・プログラムVol.15 in 神戸」
ユーチューブLIVE放映サイト

当日のビデオを公開します(編集済み)

中継はこちらから、どなたでもご覧いただけます(放映予定日時:7月12日火曜日 13:00~16:00)時間近くになりましたら画面をクリックするか、下記リンクを開いていただければ配信をご覧いただけます。
  https://www.youtube.com/watch?v=enBm4Dp6S2E   ※配信アドレスは変更になる場合があります。

神戸スウィーツ・コンソーシアムのユーチューブサイト (過去の動画はこちらでご覧いただけます)
 https://www.youtube.com/channel/UCpOb5FyYaNrh8CdPsRY0y-g 

チャレンジド・プログラムVol.15」講習プログラム(神戸会場)

日時:7月12日火曜日 13:00~16:00
内容:開講式と講習会
講師:西川功晃シェフ(神戸「サ・マーシュ」オーナーシェフ)
課題:パン コンプレ ブリエ
☆レシピはこちらからPDFでダウンロードいただけます。
 https://www.prop.or.jp/ksc/recipe_20220712.pdf
会場:くららベーカリー(神戸市長田区)

<西川功晃シェフのご紹介>

1963年生まれ。広島アンデルセンパン部門を経て青山アンデルセンの菓子部門へ。その後オーボンヴュータン、ドゥース・フランス銀座店、ビゴの店芦屋店、ベーカリー パン・ランドなどに勤務の後フランス遊学。1996年ブランジェリーコムシノワをオープン。1999年ブランジェリーコムシノワ・アンド・オネストカフェをオープン。2010年9月に満を持して神戸北野に自店「サ・マーシュ」をオープンし現在に至る。新しい料理パンの世界、パンの教科書、バラエティパンの教科書、みんなのパン!(いずれも旭屋出版)などの著書がある。

神戸スウィーツ・コンソーシアム(KSC)

主催:社会福祉法人プロップ・ステーション、日清製粉株式会社
後援:総務省、厚生労働省、農林水産省、東京都、兵庫県、神戸市、仙台市、日本セルプセンター、関東社会就労センター協議会(2021年度実績)
協賛および材料提供企業:株式会社ADEKA、石川株式会社、沖縄ハム総合食品株式会社、オリエンタル酵母工業株式会社、正栄食品工業株式会社、大山ハム株式会社、月島食品工業株式会社、株式会社トクラ大阪、株式会社平瀬フーズ、フクシマガリレイ株式会社、丸紅株式会社、三井製糖株式会社、株式会社モリタン(敬称略)
公式サイト:
 http://www.kobesweets.org/

神戸スウィーツ・コンソーシアム(KSC)について

神戸スウィーツ・コンソーシアム(KSC)は社会福祉法人プロップ・ステーションと、製粉業界最大手日清製粉株式会社の主催により、多数の企業と行政のご協力を頂き、「スウィーツの世界で活躍するチャレンジド(障がいのある人)を生みだそう!」というミッションを掲げて、2008年6月に発足しました。

KSCの開催する「チャレンジド・プログラム」では、超一流プロのパティシエやブーランジェを講師に迎え、その技術を教授する講習会を実施しています。プログラムでは、各地の作業所や施設でお菓子作りに従事する精神・知的障がいのチャレンジドを対象として、スキルを上げて生産性・報酬を上げたい、スウィーツの世界で就労したい(独立・開業)、製造販売業に携わりたいといった人たちに、超一流プロのレシピと技を直接指導します。修了生の中には、すでにKSCで学んだスウィーツを作業所単位で製品化している人たちもいます。

残念なことに、新型コロナウィルス禍により社会活動が大幅に制限されて来たなか、KSCはウィズ・コロナの時代に対応したじゅうぶんな感染防止対策を講じることで、無事開催を継続させていただいております。

そして2022年度のチャレンジド・プログラムも、引き続きコロナ感染対策を徹底したうえで開催させていただきます。統括講師にフランス菓子ノリエットの永井紀之シェフ、そして神戸サマーシュの西川功晃シェフ、京都ホーフベッカライ・エーデッガー・タックスの野澤孝彦シェフを講師にお迎えし、神戸、長野、東京、京都の各参加作業所での現地指導で受講生(利用者、サポーター)が実技を学習するスタイルで実施されます。

神戸スウィーツ・コンソーシアムはチャレンジドのパティシエ養成を通じて「すべての人が持てる力を発揮し、支え合って構築するユニバーサル社会」の実現をめざして活動してまいります。みなさまにはどうか神戸スウィーツ・コンソーシアムの活動を力強くバックアップしてくださいますことを心よりお願い申し上げます。


社会福祉法人プロップ・ステーション理事長 竹中ナミ

2022年7月1日のトピックス

2022年度神戸スウィーツ・コンソーシアム(KSC)
チャレンジド・プログラムVol.15を開講します。

2022年7月1日

神戸スウィーツ・コンソーシアム(KSC)は社会福祉法人プロップ・ステーションと、製粉業界最大手日清製粉株式会社の主催により、多数の企業と行政のご協力を頂き、「スウィーツの世界で活躍するチャレンジド(障がいのある人)を生みだそう!」というミッションを掲げて、2008年6月に発足しました。

KSCの開催する「チャレンジド・プログラム」では、超一流プロのパティシエやブーランジェを講師に迎え、その技術を教授する講習会を実施しています。プログラムでは、各地の作業所や施設でお菓子作りに従事する精神・知的障がいのチャレンジドを対象として、スキルを上げて生産性・報酬を上げたい、スウィーツの世界で就労したい(独立・開業)、製造販売業に携わりたいといった人たちに、超一流プロのレシピと技を直接指導します。修了生の中には、すでにKSCで学んだスウィーツを作業所単位で製品化している人たちもいます。

残念なことに、新型コロナウィルス禍により社会活動が大幅に制限されて来たなか、KSCはウィズ・コロナの時代に対応したじゅうぶんな感染防止対策を講じることで、無事開催を継続させていただいております。

そして2022年度のチャレンジド・プログラムも、引き続きコロナ感染対策を徹底したうえで開催させていただきます。統括講師にフランス菓子ノリエットの永井紀之シェフ、そして神戸サマーシュの西川功晃シェフ、京都ホーフベッカライ・エーデッガー・タックスの野澤孝彦シェフを講師にお迎えし、神戸、長野、東京、京都の各参加作業所での現地指導で受講生(利用者、サポーター)が実技を学習するスタイルで実施されます。

神戸スウィーツ・コンソーシアムはチャレンジドのパティシエ養成を通じて「すべての人が持てる力を発揮し、支え合って構築するユニバーサル社会」の実現をめざして活動してまいります。みなさまにはどうか神戸スウィーツ・コンソーシアムの活動を力強くバックアップしてくださいますことを心よりお願い申し上げます。


社会福祉法人プロップ・ステーション理事長 竹中ナミ

2022年度神戸スウィーツ・コンソーシアム(KSC)チャレンジド・プログラムVol.15

■開催要項

 開催期間:2022年7月~2022年11月

 主催:社会福祉法人プロップ・ステーション、日清製粉株式会社

 後援:総務省、厚生労働省、農林水産省、東京都、兵庫県、神戸市、仙台市、日本セルプセンター、関東社会就労センター協議会ほか(2021年度実績)

<チャレンジド・プログラム Vol.15>

令和4年7月に第1回プログラムを神戸にて開講。9月に長野にて第2回を開催、10月に東京にて第3回を開催、11月に京都にて第4回を開催予定。統括講師にフランス菓子ノリエットの永井紀之シェフ(東京会場・長野会場)、そして神戸サマーシュの西川功晃シェフ(神戸会場)、京都ホーフベッカライ・エーデッガー・タックスの野澤孝彦シェフ(京都会場)を講師に迎え開催します。各講習の模様はYouTubeにて原則当日に実況公開します。ただしコロナウィルス禍の状況で、日程などが変更となる場合もございますので、その場合は随時こちらでご案内します。

■ 会場、開催日、参加施設、講師

第1回神戸会場 2022年7月12日(火)開催
  会場:くららベーカリー(神戸市長田区)
  メイン講師:西川功晃シェフ(神戸「サマーシュ」オーナーシェフ)

第2回長野会場 2022年9月5日(月)開催
  会場:エコーンファミリー(長野県長野市)
  KSC統括講師:永井紀之シェフ

第3回東京会場 2022年10月13日(木)開催
  会場:ワークセンターれすと(東京都多摩市)
  KSC統括講師:永井紀之シェフ

第4回京都会場 2022年11月9日(水)開催
  会場:さんさん山城(京都府京田辺市)
  メイン講師:野澤孝彦シェフ(京都「ホーフベッカライ・エーデッガー・タックス」オーナーシェフ)

関連リンク

神戸スウィーツ・コンソーシアム公式サイト   https://www.kobesweets.org/

2022年6月27日のトピックス

今日は、特別講師をつとめる「神戸学院大学」で講演しました。

2022年6月27日

今日は、特別講師をつとめる「神戸学院大学」で講演しました。

神戸の経営者を講師に迎える「トップランナー講演会」という連続講座で、プロップ・ステーションの活動、娘マキ(麻紀)のこと、チャレンジドをtaxpayerに!というミッションについてなどを、映像を観ていただきながら、90分間お話しました。

講演後、学生の皆さんが書かれた感想文集をいただきましたが、「障がい者を可哀想という同情の目でみるのではなく、共に社会を構成していく仲間として付き合うことの重要性を感じた」「障がい者福祉の概念が変わった」「家族に障がい者が居るが、家族も変わらねばと思った」などなど、真剣で、真面目で、若者らしい感想がたくさん寄せられ、嬉しかったです。

ひとつだけ、ニンマリ笑いながら読んだ感想文は「講師ナミねぇの年齢が、娘さんの年(来年50歳)くらいに見えたので、ビックリした!」というものでした。ははは(^_^)

神戸学院大学の皆さん、ありがとうございました!!m(_ _)m

<by ナミねぇ>

2022年6月21日のトピックス

娘マキ(麻紀 49歳)の生活拠点が、今秋、変わることになりました。

2022年6月21日

娘マキ(麻紀 49歳)の生活拠点が、今秋、変わることになりました。

長年、あおの病院(兵庫県小野市)で、温かい看護を受けて暮し、成長してきたことに、感謝でいっぱいなんやけど、車で2時間くらいかかる上に、次回の更新では免許返納しよう!と考えてるので、身近なところに生活拠点か変わることが出来たらいいな(^_^)と願ってました。

そんなオカンの願いが天に通じた(笑)のか、今秋、神戸市中央区の電車と徒歩で40分くらいで行けるところに設置される「神戸医療福祉センターひだまり」に、マキ(麻紀)の移転が決まりした!

とても、とても嬉しいです。

あおの病院の担当看護師さんに、長年の感謝を伝えると「私たちも淋しくなるけど、良かったですね、お母さん!!」と言って下さり、胸が熱くなりました。
長年の感謝を決して忘れることなく、新しい生活拠点に、マキ(麻紀)が慣れ親しんでくれることを願う、ナミねぇです。

<by ナミねぇ>

2022年6月20日のトピックス

6月9日、総務省省議室において、「ユニバーサル社会を創造する事務次官プロジェクト(勉強会)」を開催しました。

2022年6月20日

6月9日、総務省省議室において、「ユニバーサル社会を創造する事務次官プロジェクト(勉強会)」を開催しました。

講師は、株式会社ビジョンケア代表取締役社長・眼科医・医学博士 高橋 政代 さん、参天製薬株式会社代表取締役社長兼CEO谷内 樹生 さん、そして社員でCSR担当の、アブディン・モハメド さん、です。

テーマは「目の健康は国を強くする」。

視覚障害当事者であるアブディン・モハメドさんからは、視覚障害者のインクルーシブを目指す企業 参天製薬に入社され、視覚障害者のある外国人社員として、大学教員の経験を生かし、視覚障害のある学生たちに、企業人としてまた社会人として多大なアドバイスをしておられることなどを、お話いただきました。

また、高橋政代さんと谷内社長からは、国連総会決議から始まる、SDGsに関連付けた眼の大切さ、それを受けた各国の取り組み。これらもあわせて紹介いただき、単に晴眼者・失明、ということではなく、眼疾患による生活・社会経済全般への影響など、その間にまたがっている幅広い課題についてお話いただきました。

まさに〝眼の健康は国を強くする”ということを実感させられる、貴重な学びのひと時となりました。

人は、情報取得の8割が「眼から」であると言われます。

改めて、眼の大切さを認識するとともに、見えないアブディンさんが、その事を多くの若者や私たちに伝えて下さる「凄み」に、感銘を受けずにはいられない、ナミねぇでした。

アブディンさん、政代さん、谷内社長、ありがとうございました!!!

<by ナミねぇ>

以下は「ユニバーサル社会を創造する事務次官プロジェクト(勉強会)」に提示された、参天製薬 谷内社長の資料の一部です。

網膜色素変性症で光覚のみの全盲であるアブディンさんは、「視力以外で社会に貢献できる仕事がきっとあるよ」という、お母さんの言葉をいつも胸に、生まれ故郷のスーダンから1998年に来日。

2003年 東京外国語大学入学、2014年には博士号を取得し、特任教授に就任。2017年には学習院大学特別客員教授に就任され、その後、東京都多文化共生推進委員、東洋大学客員研究員などを歴任された後、2020年10月参天製薬(Santen)に入社されたという経歴の持ち主です。

穏やかな語り口と、温かい笑顔を見ていると、アブディンさんをこんな素敵な人に育て上げたお母さんの姿が目に見えるように感じられ、チャレンジドのおかんナミねぇは、胸が熱くならずにいられませんでした。

足りないところを数えて嘆くのではなく、今手にしているものを最大限に活かす生き方を選び、歩んで来られたアブディンさん母子に、心からの敬意を表す、ナミねぇです。

<by ナミねぇ>

2022年6月13日のトピックス

今日6月13日は、国立兵庫あおの病院で生活する娘マキ(麻紀49歳)との、オンライン面会日でした。

2022年6月13日

今日6月13日は、国立兵庫あおの病院で生活する娘マキ(麻紀49歳)との、オンライン面会日でした。

コロナ禍で、直接会って抱っこすることが出来なくなり、早2年。
病棟の看護師さんたちも、大変な毎日やと思うけど、そんな中、オンライン面会をさせていただけるのは、とてもとてもありがたく、感謝でいっぱいです。

カメラが繋がって、「お~い、マキ、元気してるかぁ!?」という、おかんナミねぇの声が聞こえたとたん、「麻紀ちゃんの顔が上がって、車いすに乗ってる足が、ピコピコしましたよ、お母さん!」との看護師さんの報告に、胸が熱くなりました。

視力が殆ど無いので、目線が合うことは無いけど、おかんナミねぇの声は届いたみたいで胸キュン!!!

8月1日には、個別支援計画の説明会があり病院に行くんやけど、「その時に、コロナが再燃してなければ、10分くらい抱っこの時間をとりましょうね!!!」と言って下さり、今から、その日が超楽しみな、ナミねぇです。

8月1日、早く来い~~~~~~~い!(笑)

<by ナミねぇ>

2022年6月7日のチャレンジドニュース

京田辺市の就労継続支援B型「さんさん山城(新免修 施設長)」に通所する中田鈴子さん。日本でただ一人、盲ろうのアスリートである彼女が、5月15日「世界パラトライアスロンシリーズ横浜大会」において、スイム750メートル、バイク20キロ、ラン5キロを、1時間51分6秒で完走したことを、福祉新聞が報じました。

2022年6月7日

本年1月25日、法務省で開催した「ユニバーサル社会を創造する事務次官プロジェクト(勉強会)」にゲストスピーカーとして登壇下さった、京田辺市の就労継続支援B型「さんさん山城(新免修 施設長)」に通所する中田鈴子さん。

日本でただ一人、盲ろうのアスリートである彼女が、5月15日「世界パラトライアスロンシリーズ横浜大会」において、スイム750メートル、バイク20キロ、ラン5キロを、1時間51分6秒で完走したことを、福祉新聞が報じました。

2017年に、彼女をサポートする「Team SUZU」が結成されたけど、意思疎通が難しいため、ガイドが見つけにくいことや、タンデムの公道走行を禁じる自治体が多く、練習の場が少ないのが悩みとのこと。

さまざまな悩みを仲間と共に乗り越えながら、アスリート生活をおくる鈴子さんの目標は、アイアンマンレースに出場し、完走すること!!

一人でも多くの方々が、中田鈴子選手を応援下さることを、願ってやまないナミねぇです!!

フレー、フレー、SUZU!!!

<by ナミねぇ>

さんさん山城 YouTube チャンネル

中田鈴子さんのトライアスロンのショート動画は、下記さんさん山城のYouTubeにアップされています。

 https://www.youtube.com/channel/UCpneG0orLBRWlpUY-wPvFhg/videos