2021年8月28日のトピックス

「分身ロボット・カフェ」で、オンラインで働く、増田優花さんと、Zoomでお喋りしました!!

2021年8月28日

「分身ロボット・カフェ」で、オンラインで働く、増田優花さんと、Zoomでお喋りしました。

プロップ・ステーションの神戸オフィスと優花さんのご自宅とを繋いでの、遠隔おしゃべりです。

分身ロボット・カフェの経営者であり、分身ロボットの生みの親でもある「オリィさんって、不思議ちゃんだよね(笑)」と、盛り上がりました。

「時給いくら?」という質問には「内緒!」(笑)とのこと。

50人くらいのチャレンジドが、スタッフ登録し、ローテーションで、受付や接客をしてるそうです。

笑顔の素敵な、溌剌とした優花さんでした。

優花さん、コロナが落ち着いて東京出張できるようになったら、必ず分身ロボット・カフェに、お茶しに行くのでヨロシクね~\(^o^)/

<by ナミねぇ>

以下はナミねぇがZoom対談させていただいた、増田優花さんら、SMA(脊髄性筋萎縮症)の方々へのインタビューや、様々な活躍を知ることの出来るサイトです。優花さんも登場されてます。ぜひ、ご覧下さい!!

☆S M A 患 者 さ ん の
夢 や 希 望 は で っ か い !☆

米国では毎年8月を脊髄性筋萎縮症(SMA)啓発月間と定め、SMAに関するさまざまな活動が展開されています。バイオジェン・ジャパンは日本でも米国と同様8月に、SMA に関する情報の発信やイベントの実施を通じて、SMAとともに生きる方々が抱える課題やSMAという疾患に対して理解を深めていただき、より良い社会環境づくりに少しでも貢献していきたいと考えています。2021年も昨年、一昨年に引き続き、SMAとともに生きる方々が夢や希望の実現に向かって仕事に取り組むこと、社会と関わっていくことを応援する企画を展開いたします。

『TOGETHER IN SMA 脊髄性筋萎縮症(SMA)とともに』
のサイト

https://www.togetherinsma.jp/ja-jp/home/sma-event/sma-month-2021.html

2021年5月24日のチャレンジドニュース

「障害者は戦力」 企業と橋渡し 特性に応じた環境整備目指す

2021年5月24日

ナミねぇが心から尊敬し、共感する友人であり、チャレンジドのお父さんである「熊内弘次さん」の記事が、毎日新聞に掲載されました。読んで戴けたら嬉しいです

<by ナミねぇ>

毎日新聞デジタルサイトはこちら から

「障害者は戦力」 企業と橋渡し 特性に応じた環境整備目指す

毎日新聞 2021年5月21日より転載

画像をクリックで、PDFファイルでご覧いただけます。

<本文>

地域から

能力引き出す環境作りを

多様な人材が活躍する共生社会の実現が叫ばれて久しい。だが、障害のある人たちの働く場はなかなか広がらない。障害者雇用コンサルタント会社「CtoB」(神戸市東灘区)の代表取締役、熊内弘次さん(63)は「特性に応じた職場環境を整えれば、障害者は重要な戦力になる」と力を込める。
【まとめ・桜井由紀治】

聞いて!

障害者雇用コンサルタント会社「CtoB」


障害者雇用コンサルタント会社「CtoB」代表取締役、熊内弘次さん=神戸市東灘区で

■ 企業との橋渡し

障害者雇用に対して企業の取り組みはまだ鈍いのが現状です。潜在能力は高いのに、働けていない障害者が多数います。

企業などに一定割合の障害者を雇うよう義務付ける法定雇用率があります。私は障害者と企業の橋渡し役をしていますが、ある企業から「雇用率の達成まで2人足りないから、手配して」との依頼がありました。商品発注と勘違いしているかのような依頼で、私は断りました。障害者を雇用率の数合わせとしか考えない企業が多すぎます。障害者は障害特性にマツチングさえできれば、大きな戦力となります。私には28歳になる重度知的障害の娘がいます。娘の介護を通してさまざまな障害者と出会いました。実感したのは、彼らの潜在能力の高さです。

執行役員で退職した前職の阪急阪神ホテルズ事業部長時代、製菓工場に初めて障害者5人を雇用しました。集中力が途切れない、こだわりが強いため検品精度も高く、特性を生かした仕事ぶりでした。他のスタッフも彼らに引っ張られ、生産性が上がりました。障害者と一緒に働くことは企業にもメリットが多いと確信した私は、これを広めたいと起業しました。

企業には、障害者を重要な戦力として捉えた経営戦略化を提案しております。障害者ができる仕事は彼らに任せ、一般社員はステップアップした仕事に従事することで、経営効率化を図ります。

重視したいのは、障害者の能力を引き出せる環境作りです。その手法として、社内横断的なプロジェクトチーム(PT)を結成します。

PTの構成メンバーは、部門長や実務に精通した社員のほか、社内の障害当事者や家族に障害者がいる社員も加えます。理解を深めるセミナーも開き、心のバリアフリーを図っていきます。

PTは障害者が担当する業務を各部署から切り出し、マニュアルも作ります。配属先の部署には、障害の特性を説明して配慮するよう求めます。

■職場に化学反応


(上)ホテル玄関周りを清掃する男性(下)購買部で、業者から納品された物を伝票通りかチェックする女性=いずれも=リーガロイヤルホテル提供

採用して障害者と仕事をすると、職場に「化学反応」が起きます。まず、全員で支え合おうという気持ちが湧いてきます。真面目にコツコツ仕事をする彼らを見て、一般社員も働く意義を再認識します。一般社員の負担が軽くなったことで、新たに何をすべきか考え始めます。社内異動も活発化して、社員のモチベーションも上がります。

私が関わった企業の成功事例を紹介します。「リーガロイヤルホテル」(大阪市北区)は2016年7月にプロジェクトを開始、障害者17人を新たに採用しました。雇用率は2.97%です。

自閉症スペクトラムの男性はこだわりが強く、掃除を完璧にこなさないと、気が済まない。床をピカピカに磨く彼を見て、一般社員も懸命に磨くようになりました。まさに化学反応です。この男性は、夜勤明けの社員2人が残業で行っていた客室アメニティトの搬送も1人で担っています。彼は契約社員に登用されました。同ホテルは、日本ホテル協会の20年第1回社会貢献表彰優秀賞を受賞しました。

「京阪ホテルズ&リゾーツ」(京都市)は18年9月にプロジェクトを開始、新たに12人を採用しています。雇用率は3.2%です。系列の「琵琶湖ホテル」(大津市)では、自閉症スペクトラムの女性が、これまで社員で分担していたテーブルナプキン折りを一手に引き受けています。彼女のおかげで社員の残業削減にもつながりました。

聴覚障害の女性はパソコンが得意で、ホームページのメンテナンスやチラシを作っています。彼女の採用をきっかけに、社員の間で手話教室が自主的に開かれるようになりました。「京阪ホテルズ」は20年3月、経済産業省の「新・ダイバーシティ経営企業100選」に選ばれました。

ただ、今は新型コロナウイルスの影響で、障害者の仕事も少なくなってしまいました。新規採用はストップ、雇用を守ることで精いっぱいです。そんな中、障害者が新たな職域にチャレンジする取り組みも始まっています。なかなか踏み込めなかったのですが、コロナ禍を機に「この仕事もできるんじゃないか」と、かじを切りました。障害者の可能性を信じているからできることです。

コロナ禍が過ぎ去ると、再び深刻な人手不足がやって来ます。障害者雇用を経営戦略に組み込むか否かで、企業の成長に差がつくことでしょう。

◇CtoB◇

2015年4月設立。問い合わせはホームページ(https://www.ctob.jp)へ。

達成企業48.6%

法定雇用率

障害者雇用促進法は、職場で働く人の一定割合以上を障害者とすることを義務付けており、この割合を法定雇用率と呼ぶ。民間企業の法定雇用率は2021年3月、2.2%から2.3%に引き上げられた。達成できていない企業は納付金を払うが、20年6月時点で達成企業は48.6%で、全体の半分に満たない。

関連リンク

株式会社C to B